様々な専門職について理解を深める

医療系には様々な専門職が存在する

医療と聞くと医師や看護師がまず思い浮かびますが、それ以外にも20前後の専門職の方がいて、その専門職の方達が連携をすることによって患者さんに医療や福祉を提供しています。

医療系には様々な専門職が存在する

医療系専門職は大きく2つ

医療職は自分の判断で医療行為が行える医師、歯科医師、保健師、助産師がいて、その指示を受けて医療行為にあたる職種と大きく2つに分けられます。医療に携わる専門職は医師や看護師の他に理学療法士(身体障害の機能回復を行う)、作業療法士(体や心に障害のある人の社会復帰を助ける)、言語聴覚師(言語や飲み込みなどの機能を回復させる)、視能訓練士(目の検査、機能回復を助ける)診療放射線技師(X線やCTなどの検査を行う、放射線治療など)、臨床工学技士(人工呼吸器や人工心肺、血液透析装置の操作などを行う)、臨床検査技師(心電図、脳波などの検査、採血などの検体検査)、薬剤師(医師から出された処方箋を元に薬を調剤し処方内容を確認して医師に照会をする)などの専門的な職種があります。これらの専門職が連携することによって医療行為が可能になり、患者さんの健康を取り戻すための一連の流れができます。

福祉にも専門職の連携が必要不可欠

福祉には社会福祉士(障害や貧困で自立することが困難な人への援助)、介護福祉士(高齢者や障害者の介助)、精神保健福祉士(心の病を抱えている人の社会復帰するための訓練や援助)などがあります。役割を細かく分担することで円滑で患者さんに合った福祉行為が出来ます。また、医療事務職にも診療情報管理士(カルテの管理とデータの整理をする)、経営スタッフ(時代やニーズを読んで施設や病院の運営、管理をする)、医療事務作業補助者(医師に代わり書類やカルテの下書きなどをする)などがあり、これらもどの専門分野が抜けても成り立ちませんから、医療や福祉の仕事は専門職が集まる究極のチームプレイだと言えるのではないでしょうか。

医療系専門職のやりがいとは

医療は怪我や病気を治すことが目的ですから、怪我や病気を患者さんが克服した時の達成感や充実感は医療に携わる者としての喜びであり、大きなやりがいでしょう。福祉系も、介護は特に利用者さんと触れ合うことが多いため、相手の感謝の気持ちも直に伝わります。医療や福祉は人と人を繋ぐ仕事です。感謝の気持ちや言葉を直接受け取り、役に立つことが出来た時の充実感はこの上ないやりがいだと言えるでしょう。

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